毛利新田の譲渡日(明治26年4月15日)の気象で見方の説明

 ▶ 天気図

 ・ 原典:気象庁「天気図」、加工:国立情報学研究所「デジタル台風』

 ・天気図(クリックで拡大)左から、午前6時、午後2時、午後10時

 ・天気図とコメントから豊橋は、一日中晴れ、午後から南風と絶好の天気と思われる



 ▶ 新暦から旧暦

 ・新暦1893/明治26 04/15(土曜)は

 旧暦1893/明治26 02/29(赤口)です

 ▶ 旧暦から潮

 ・旧暦の29日は、大潮の初日です



 ▶ 潮位の一日の推移

 ・旧暦の29日(大潮の初日)で、干満差が大きい(画像はクリックで拡大)



 ▶ 豊橋の日の出日の入りの時刻

 ・日の出は 5時19分 、日の入りは 18時22分


 ▶ 毛利新田の譲渡日の状況

 ・書籍「神野金之助重行」に当日の記述がある

   (神野新田紀事には記述は無い)

 ・左の動画は「神野金之助重行」を元に作成した

 ・左の動画はクリックで別窓で再生します

 ・二回新田が「毛利新田時代に浸水したことが無い」は疑問


 ▶ 譲渡日の状況を想像してみました(当日の4/15移動とする)

 ・名古屋駅6時発の汽車に乗るため午前4時頃(新月に近く月明りは無い)に起床のはず

 ・名古屋駅の上りの始発の6時発で、豊橋駅着は8時30分より少し前(着不明、発が8時30分)

 ・豊橋駅から毛利事務所(神野新田改良区)まで約4km弱なので徒歩なら40分くらいか

 ・毛利事務所での譲渡契約は10時過ぎからと思われる

 ・午後より神野側と毛利側が新田を廻り譲渡が完了したことを近隣に周知した

 ・17時頃より神野事務所(元毛利事務所)となる所?で祝宴を始める

 ・この頃に大潮の満潮を迎えるるので、その影響で二回新田の樋門が外れる

 ・大潮の満潮時期と重なり、二回新田が一気に浸水したと思われる

 *二回新田が譲渡日まで無事であったとは信じがたい、下見の時に見渡す限り海面で父金平が

  違約金を払っても解約との話がある、二回新田が残っていたら解約の話は無かったと推察